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歯科コラム

Column

顔の成長と顎の成長と矯正治療


子供の矯正治療や歯並びの異常がある時に、あまり認識されていないのが、顎の成長についてです。

単純に、歯が大きくて、とか、顎が小さくて、といったことが原因で歯列不正が起きていると考えている方が多くいらっしゃいますが、歯のサイズや幅は多くの方は歯列不正になるほど変わらないです。顎の大きさについても、個体差がある方も一部いらっしゃいますが、小さいというより成長方向が良くなかったりするケースが大半です。(※一部先天的に異常がある方もいらっしゃいます)

今回は、大半である、歯や顎が平均くらいの大きさで、歯列不正が起きている方についてのお話です。

大きさが平均なのに歯が並ばない人は年々増えています。原因は遺伝ではなく、産まれた後の後天的な要因が大きいです。分かりやすいところだと、昔に比べ食事が柔らかくなり硬いものを噛まなくなった、遊びや暇つぶしが身体や全身を使った運動ではなくテレビやタブレットを眺める時間が増え、生活が便利になった反面、身体の成長や機能の成長をする機会が減った点にあります。

顎の事で言えば、舌全体が上顎に常についてるのが正常ですが、今どきのお子様では舌の筋力が弱く、低位舌といって普段舌が低い位置落ちてる方が多いです。舌が上顎に常についていると、上顎は横や前方に成長するようになります。舌が上顎についてないと、顎は横や前方より下方に成長しやすくなります。(これをダウングロースといいます)

さらに舌が上顎についていないと、口呼吸になりやすいです。鼻で呼吸する機会が減ると、上顎の基底部にある鼻の周囲骨の成長も悪くなり、相対的に上顎の成長に影響を及ぼします。上顎や鼻の骨の前方成長が弱いと、奥にある気道が狭いまま拡がりにくくなり、さらに口呼吸をしやすく、負のスパイラルがうまれます。

歯は水平に近いラインに並びますから顎が前や横に拡がっていかないと、歯が並ぶスペースができません。歯列がきれいに並ぶには、顎の成長や顔面の成長が正しい方向にしっかり成長していく必要があるのです。

藤沢市柄沢、大鋸、並木台、渡内、藤が岡で歯医者をお探しの方は、
ふじ歯科医院までご連絡下さい。
住所: 神奈川県藤沢市柄沢558-9【地図
院長: 藤原崇

院長 藤原崇
記事監修
院長 藤原 崇(ふじわら たかし)
  • 昭和大学歯学部歯学科 卒業
  • 顎咬合学会(認定医)
  • 日本口腔インプラント学会
  • 九州インプラント研究会
  • 赤ちゃん歯科ネットワーク
  • 日本矯正歯科学会
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