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歯科コラム

Column

糖尿病と歯周病


6月6日に骨太の方針2025が発表されました。

その中で、改めて、糖尿病と歯周病との関係や、全身の健康と口腔の健康との深い関わりについて、ピックアップされました。

糖尿病と歯周病は、お互いに増悪される相互作用があり、どちらの病気も現代人にとって生涯の健康に大きく影響を及ぼす重大な疾患です。

 

問題点①罹患率

・糖尿病は、日本人ですと、20歳以上の男性で約20%、20歳以上の女性で約10%が罹患していて、加齢とともに増悪傾向にあります。

・歯周病は、約50%の人が罹患していて、加齢とともに増悪傾向にあります。

ともに、健康に大きく影響を及ぼす疾患にしては罹患率が非常に高いです。

 

問題点②症状を感じづらいが、重篤化すると問題が大きい

・糖尿病は、初期では自覚症状を感じづらく、重篤化すれば、神経障害、腎障害や手足が壊疽して切断になる場合があります。

・歯周病は、初期では自覚症状を感じづらく、重篤化すれば、ものが痛くて噛めなくなったりして抜歯が必要になります。歯を失っていくと、入れ歯かインプラントのような欠損補綴を選択しなければならなくなります。一般的にですが、入れ歯は、自分の歯より咀嚼効率が著しく低く、噛みづらい、食べづらいものなどが出てきて、食生活に大きな影響を及ぼします。インプラントは、よく噛めますが、高額な治療費や外科治療が必要となります。

 

問題点③相互作用

冒頭でもお伝えしましたが、糖尿病があると歯周病は増悪し、歯周病があると糖尿病が増悪します。さらに言えば、この2つの疾患は、その他の、心疾患、脳血管障害、肺炎など様々な病気に悪影響をもたらします。

 

現状の健康や症状だけで判断するのでなく、将来を見据えて、生活習慣病や、歯周病は予防していけると良いと思います。

藤沢市柄沢、大鋸、並木台、渡内、藤が岡で歯医者をお探しの方は、
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住所: 神奈川県藤沢市柄沢558-9【地図
院長: 藤原崇

院長 藤原崇
記事監修
院長 藤原 崇(ふじわら たかし)
  • 昭和大学歯学部歯学科 卒業
  • 顎咬合学会(認定医)
  • 日本口腔インプラント学会
  • 九州インプラント研究会
  • 赤ちゃん歯科ネットワーク
  • 日本矯正歯科学会
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