歯科コラム
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2018年6月に開催されたEuroPerio9(ヨーロッパ歯周病学会が主催する4年に1度の大会)で、歯周病の分類が大きく改定されました。
今までの歯周病の分類は、軽度歯周炎、中等度歯周炎、重度歯周炎の3つに大別されていました。
新分類は、StageⅠ~Stage Ⅳになり、さらに進行速度に応じて GradeA~Cに分けられるようになりました。 より明確、詳細で臨床的な分類になりました。患者様にも説明がしやすくなり、患者様自身が歯周病の危険度を理解しやすくなったように感じます。
Stage | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ |
歯周ポケット | 1~2mm | 3~4mm | 5mm以上 | 5mm以上 |
レントゲン骨吸収像 | 15%未満 | 15~33% | 33%以上 | 33%以上 |
欠損歯数 | なし | なし | 4本以下 | 5本以上 |
進行度 | A | B | C |
レントゲン骨欠損 | 5年以上欠損なし | 5年以上で2mm未満の骨吸収 | 5年で2mm以上の骨吸収 |
骨欠損/年齢 | 0.25未満 | 0.25~1.0 | 1.0以上 |
組織像 | 歯周組織の破壊は少なく、プラークが顕著 | プラーク沈着に見合った歯周組織破壊 | プラーク沈着に比べ歯周組織破壊が顕著 |
喫煙 | 非喫煙 | 1日10本以下 | 1日10本以上 |
糖尿病 | 正常、糖尿病なし | HbA1c7.0以下 | HbA1c7.0以上 |
本当はもう少し複雑ですが、簡易的に表にするとこんな感じです。
既に採用し使用されてる先生も多数いらっしゃいますが、今後、日本でも2021年から本格実施になるようです。
藤沢市柄沢、大鋸、並木台、渡内、藤が岡で歯医者をお探しの方は、
ふじ歯科医院までご連絡下さい。
住所: 神奈川県藤沢市柄沢558-9【地図】
院長: 藤原崇