歯科コラム

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インプラントは専門的で、精査が必要な治療です。しかし、日本では、歯科医師の免許があればだれでも行えるため、これまで事故などが数多くありました。日本インプラント学会、厚生省では、歯科医院がインプラント専門医を表記できるように、今後していくようですが、今のところは歯医者選びが難しい状況です。インプラントは費用が高額で外科手術も伴うため特に歯医者選びを失敗したくないと思います。なので、少しでも選びやすくなるようにいくつか選び方のポイントをお話ししたいと思います。

①事前検査をしっかり行っているか

CT・レントゲン撮影や事前問診は今や当たり前ですが、高血圧、糖尿病などは本人に自覚がない場合もあるため、医科への対診や血液検査なども重要です。また金属アレルギーのある方の中で数％ですが、ほとんどのインプラントでメインで使われているチタンにアレルギーがある方もいらっしゃいます。罹患リスクがありそうな場合、アレルギーの検査や、血液検査、対診などは、面倒でもインプラントを行う前にしっかり確認してくれる歯科医院がよいかと思います。

②保証などの情報開示

インプラントの成功率は１００％ではありません。インプラントと骨がしっかりくっつかない場合も数％あります。その際の保証や治療方法、術後の保証などが万一の時のリスクも説明してもらえる歯科医院が良いです。

またインプラントのメーカーや詳しい術式、インプラントを選択しない場合の治療方法など聞けばしっかり答えてくれるかどうかも大切です。転勤、転居などがある場合、インプラントメーカーは広く使われているもので、転院先でも対応可能なものが良いでしょう。

③メンテナンスについて

インプラントを入れたら歯医者の役目は終わりではありません。そこからインプラントが問題ないように定期的なメンテナスが必要です。保証に関わってくる場合もあるので、事前にメンテナンスの具体的な案内があるかどうかも大事です。